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1月はECサイト系フィッシングサイトが増加、盗用ブランド数ではAmazonが最多に

BBSSインターネット詐欺レポート

 BBソフトサービス株式会社(BBSS)は12日、フィッシング詐欺対策ソフト「詐欺ウォール」で検知したデータに基づく2020年1月の「インターネット詐欺リポート」を公表した。

 BBSSによると、フィッシング詐欺サイト数は2019年12月と比較し、2020年1月は3.63倍に増加したという。また、ECサイト事業者をかたるフィッシング詐欺サイトは、2019年11月が170件、12月が159件と減少していたが、2020年1月は210件と増加に転じた。

 なお、フィッシングサイトで盗用されたブランドの上位10件(2020年1月)は以下のようになった。

1位:Amazon
2位:楽天
3位:Apple
4位:Microsoft
5位:佐川急便
6位:PayPal
7位:楽天カード
8位:LINE
9位:NTT docomo
10位:三井住友銀行

 フィッシング詐欺では、実在する社名やブランド名をかたるメールやSMSから、偽サイトにアクセスさせ、ID・パスワードなどのログイン情報やクレジットカード情報などの個人情報を詐取する。

 BBSSは、ログインを促す不審なメールやSMSを受信した場合は、あらかじめブックマークした正規のURLからウェブサイトへアクセスするよう呼び掛けている。

 なお、BBSSではSMSからの詐欺被害を防ぐためのiOSアプリ「SMS詐欺ブロッカー by 詐欺ウォール」を11月30日までの期間限定で無料で提供している。