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バッファローの10GBASE-T対応Wi-Fi 6ルーターがセキュリティ機能を搭載、「WXR-6000AX12S」3月発売

 株式会社バッファローは、Wi-Fi 6と10GBASE-Tに対応し、セキュリティ機能を搭載したWi-Fiルーター「WXR-6000AX12S」を3月上旬に発売する。市場想定価格は3万5000円前後。

 Wi-Fi 6ことIEEE 802.11axと160MHz幅の通信に対応し、最大通信速度は5GHz帯が8ストリーム4803Mbps、2.4GHz帯が4ストリーム1147Mbps。10GBASE-TはWANとLANを各1ずつ、計2ポートを搭載する。

「WXR-6000AX12S」

 160MHz幅と80MHz幅の端末それぞれに対して通信性能を最大化する同社独自の「デュアルスタックダイポールアンテナ」を4本搭載。外付けタイプで3軸回転機構を備えることで、設置環境に応じてアンテナの配置をカスタマイズし、特定方向の端末へ強力に電波を届けられるという。

 2.2GHzクアッドコアの64ビットCPUを搭載。複数のWi-Fi子機による同時通信時に速度落ちを防ぐ「OFDMA」や「MU-MIMO」、子機側のバッテリー消費を削減できる「TWT」といったWi-Fi 6の標準機能に加え、ビームフォーミングや、Wi-Fiセキュリティ機能「WPA3」にも対応する。

 Kaspersky提供の脅威情報を用いるデジオンのネットワーク機器向けセキュリティ組み込みサービス「DiXiM Security Powered by Kaspersky」を採用した「ネット脅威ブロッカーPremium」を利用できるのも特長。

 製品には1年間の無料ライセンスが付属し、ネット脅威ブロッカーの機能である「情報漏洩ブロック」「悪意サイトブロック」、「危険UPnPブロック」「キッズタイマー」のに加え、Premium版の機能である「コンテンツフィルターPlus」「プッシュ通知」「リモートアクセス」「利用時間統計」の各機能を利用できる。2年目以降は以降は有料でライセンスの更新が可能。

ネット脅威ブロッカー

 なお、バッファローでは、Wi-Fiや有線LANの使用が共通しており、サイズと重量も同じで外観もそっくりの「WXR-5950AX12」を2019年10月に発売している。

左側面
右側面

 本体側面には、10GBASE-T対応のWAN×1、LAN×1、ギガビット対応のLAN×3、USB 3.2 Gen 1×1の各ポートを搭載する。本体サイズ(幅×奥行×高さ)は300×75×195mmで、重量は約1580g。