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セキュリティ機能搭載トライバンドWi-Fiルーター「WN-TX4266GR-D」アイ・オーが発売

「DiXiM Security」で自宅内のネットワークを保護

 アイ・オー・データ株式会社は、トライバンドWi-Fiルーター「WN-TX4266GR-D」を発表した。価格は1万9900円(税別)で7月下旬出荷の予定。ホームネットワーク向けセキュリティサービス「DiXiM Security Powered by Kaspersky」を搭載しており、1年間のライセンスが付属する。

 Wi-Fi 5とトライバンドに対応し、最大通信速度は5GHz帯が2系統とも1733Mbps、2.4GHz帯が800Mbps。アンテナは、5GHz帯のW52/W53と2.4GHz帯兼用の4本、5GHz帯のW56専用の4本の計8本を内蔵する。推奨接続台数は36台。360度全方向に電波を飛ばし死角を作らない同社独自技術「360コネクト」に対応する。有線ポートはギガビット対応のWAN×1、LAN×4。

 DiXiM Securityは、株式会社デジオンが提供する、Wi-Fiルーターに組み込んでネットワークのセキュリティを強化するサービス。本製品では本体のスロットに装着されたmicroSDカードにインストールされており、PCやスマートフォンに加えて、スマート家電の保護もできる。

 悪意のあるサイトのブロックや子供の利用に対応したフィルタリング、ウイルスのスキャンを行う「リスクディテクション」と、ウイルスの駆除やデバイスの接続検知を行う「エンドポイントディフェンダー」機能を持つ。

 カスペルスキーのセキュリティ脅威情報に加え、国立研究開発法人通信研究機構(NICT)とのデータベースとも連携することで、国内固有のセキュリティリスクにも広く迅速に対応できるとしている。付属ライセンスは1年分だが、終了後は有料での利用継続も可能だ。

 Android/iOSアプリ「ポータルアプリ」で、DiXiM Securityの設定や動作状況の確認が行える。脅威が検出された際にプッシュ通知するほか、接続中のデバイスや、ウェブの利用状況を可視化する。

 MU-MIMOと「ビームフォーミングW」にも対応。IPv6 IPoEなどの回線を判別して動作モードを自動設定できるインターネット回線自動判別機能、指定したMACアドレスの通信可能時間を指定できるペアレンタルコントロール機能も搭載する。

 本体サイズは約270×67×218mm(幅×奥行×高さ)、重量は約690g。