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J:COM、メッシュWi-Fi利用者の個人情報が漏えい、約23万件の氏名など

 JCOM株式会社は11月22日、同社のメッシュWi-Fiのユーザー、および同社がメッシュWi-Fiを提供するケーブルテレビ事業者のユーザーの、個人情報の一部が漏えいしたとして、情報を公開した。

 同社のユーザーで対象となるのは、インターネット接続サービス「J:COM NET」の、「次世代AI Wi-Fi」(高機能Wi-Fi)および、メッシュWi-Fi用の「追加ポッド」を利用し、J:COMの「メッシュWi-Fi」アプリを利用したことがあるユーザー。次世代AI Wi-Fiのユーザーでも、「メッシュWi-Fi」アプリを利用したことのないユーザーは対象ではない。これらのユーザーに関して漏えいした情報は氏名で、件数は22万6832件。

 同社がメッシュWi-Fiを提供するケーブルテレビ事業者では、メッシュWi-Fi用アプリを利用したユーザーが対象。漏えいした情報は氏名とメールアドレスで、件数は5109件。

 J:COMのメッシュWi-Fiは米Plume Designが提供しているもので、J:COMでは独自にカスタマイズした「メッシュWi-Fi」アプリを、ほかのケーブルテレビ事業者ではPlume Design提供のアプリをユーザーに提供していた。

 今回の漏えいは、これらのアプリのアクセス先となるPlume Designが使用していたサーバーにて発生しており、JCOMでは、Plume Designの販売代理店から11月21日に報告を受け、事態を把握したという。

 本件の対象となるユーザーに対し、JCOMでは、準備が整い次第順次連絡を行うとしている。

J:COMの「メッシュWi-Fi」アプリ(J:COMサポートのページより)