ビッグモーターが不正アクセス被害、約7年分の個人情報漏えいの可能性

　株式会社ビッグモーターは10月30日、自社ウェブサイトに対して第三者から不正アクセスを受け、問い合わせフォームから連絡したユーザーの個人情報の一部が漏えいした可能性があることを発表した。

　同社によると、8月18日に不正アクセスの被害を確認し、調査の結果、2016年11月から2023年8月の間に問い合わせフォーム利用したユーザーの氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの情報が漏えいした可能性があるという。なお、クレジットカード情報やマイナンバー情報は問い合わせフォームで収集しておらず、顧客情報の漏えいも確認されていないと説明している。

　不正アクセスを確認後、外部専門家も交え、ウェブサイトを構成するサーバーに保管されている全ての個人情報を削除し、問い合わせフォームを含むウェブサイトの一部を停止するなどの対処を行ったほか、個人情報保護委員会への報告、警察への相談も行ったという。

　今回の情報漏えいに関して、フリーダイヤルによる専用窓口を設けたほか、外部専門家の助言を受けて情報セキュリティの強化を図り、「本件被害の調査結果も踏まえて、再発防止に努めてまいります」とコメントしている。