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iOS版「トビラフォンモバイル」で特殊詐欺対策強化、詐欺疑いのある国際電話を“番号帯”で着信拒否

 トビラシステムズ株式会社は10月15日、同社が提供する迷惑電話・SMS対策アプリ「トビラフォンモバイル」のiOS版で、国際電話番号を悪用した特殊詐欺への対策を強化する機能の提供を開始した。

 国際電話番号を悪用した特殊詐欺は、発信元の番号が短時間で変化するケースが多い。同アプリでは従来、同社の迷惑情報データベースに登録された電話番号に対して自動で警告を表示する機能を搭載していたが、1つの電話番号が使われなくなった後も、同じ国番号や番号帯に属する別の電話番号から発信される場合があることから、個々の番号をデータベースに登録するまでの間にカバーできないという対策上の課題があったという。

 今回提供される機能は、個別の電話番号だけでなく、詐欺の疑いがある電話が多く確認されている番号帯からの着信をまとめて拒否する。iOSの「ライブ発信者識別の検索(Live Caller ID)」の仕組みを活用しており、個々の電話番号をデータベースに登録する従来の方法では防ぎきれなかった着信にも対応できるとしている。

アプリの挙動イメージ

大量の番号を使う国際電話詐欺の傾向

 同社の調査によると、近年「+1 833」「+1 855」「+1 877」などの「+1 8XX」から始まる国際電話番号帯からの発信が多く確認されているという。各番号帯からの着信件数は時期によって変化しており、2026年に入ってからは「+1 833」から始まる番号からの着信割合が拡大していることが判明したとしている。

 「+1 833」から始まる番号からの発着件数とその発信元番号数を分析した結果では、多数の異なる電話番号から少数回ずつ着信している実態がうかがえるとし、「+1 855」「+1 877」などの番号帯でも同様の傾向がみられたとしている。

 同アプリは、同社の迷惑情報データベースをもとに、迷惑電話の着信時に自動で警告・拒否を行うサービス。データベースと合致する場合は発着信時に相手の事業者名称を表示し、フィッシング詐欺の被害防止にも有効だとしている。