米Twitter、iPhone用クライアント「Tweetie」を買収し無料提供へ


Tweetie

 米Twitterは9日、iPhone用のTwitterクライアントである「Tweetie」を買収し、「Twitter for iPhone」として無料提供することにしたと発表した。開発者のLoren Brichter氏の会社である米Atebitsとの間で合意したとしている。

 これまでTweetieは、App Storeにて2.99ドル(日本では350円)で販売されているが、Twitterは数週間以内にこれを無料提供することにしている。名称は改められ、「Twitter for iPhone」となる。また、開発者のBrichter氏は、米Twitterのモバイル開発チームに加わることになる。

 Tweetieは過去に「2009 Apple Design Award」を受賞するなど高い評価を得ている。今後、Brichter氏とTwitterのモバイル開発チームは「Twitter for iPad」を開発・公開する予定だ。

 Twitterは元来モバイル利用を念頭に開発されたサービスだ。そもそも140文字制限は、SMSで送信できる文字数制限から決定されたものだ。それにもかかわらずモバイル用クライアントが用意されなかったために、利用者が自らアプリを探さなければならず、不便や不都合が生じていた。Twitterが独自のモバイルクライアントを提供することにしたのは、これが理由だとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/4/12 11:56