アスキー・メディアワークスと魔法のiらんどが合併へ、CGM事業を収益化


 株式会社角川グループホールディングスは27日、グループ会社である株式会社アスキー・メディアワークスと株式会社魔法のiらんどを合併することを取締役会で決議した。アスキー・メディアワークスが存続会社となる吸収合併方式で、合併期日は2011年1月1日の予定。

 魔法のiらんどは、携帯コミュニティサイト「魔法のiらんど」を運営しており、同サイトからは携帯小説のヒット作も生まれている。現在は、アスキー・メディアワークスの100%子会社。

 角川グループホールディングスでは合併の目的について、「携帯小説の創出、サイト運営から、広告営業、出版化、映像化までを1つの社内で一気通貫することによる、CGM事業の収益化」と説明している。

 このほか、株式会社角川書店と角川映画株式会社の合併も決議された。

 角川グループホールディングスではすでに9月30日、グループ企業再編計画について発表していた。「出版と映像の一体化によるメディアミックスの強化、及び電子書籍を含めた新たなデジタルメディア時代の要請に応え、更なる成長を目指すこと」を目的として合併を実施するとしている。


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(永沢 茂)

2010/10/27 16:55