Googleがマルウェア入りAndroidアプリ対策、遠隔操作で端末から削除も
Android端末を標的にしたマルウェア入りのアプリが、正規のAndroidマーケットでダウンロード可能になっていたことを受けて米Googleは5日、これらのアプリをマーケットから削除するとともに、該当するアプリ開発者のアカウントを停止したことを明らかにした。
Googleによれば、このマルウェアは既知の脆弱性を悪用し、端末の識別番号である「IMEI/IMSI」や、端末上のAndroidのバージョン情報を取得するという。さらに、この脆弱性が悪用されると、別のデータが収集される恐れもあるとしている。
こうしたことからGoogleは、マルウェア入りのアプリをインストールした端末に対して、遠隔操作で該当アプリを削除する。また、マルウェアの影響を受ける全端末にセキュリティアップデートを配信する。なお、Android 2.2.2以上は影響を受けないという。
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(増田 覚)
2011/3/7 17:52
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