米LinkedInがIPO、初値は公開価格を84%上回る
ビジネスパーソン向けSNS最大手の米LinkedInが19日、ニューヨーク証券取引所に上場した。公開価格は45ドルで、初値は公開価格を84%上回る83ドルとなり、終値は94.25ドルだった。
これにより、終値ベースの時価総額は約89億1000万ドルとなった。同業他社と比較すると、同じくコンピューターサービスセクターで、中国インターネット総合サービス大手のSINA Corporationが約71億5000万ドル、米Akamai Technologiesが61億ドル、中国最大手動画共有サイトYoukuが52億2000万ドルなどとなっている。また、米Googleは1712億ドル、中国Baiduは474億ドル、米Yahoo!は213億ドル、米salesforce.comが180億5000万ドルなどとなっている。
LinkedInの株式公開が成功に終わったことで、SNS最大手の米Facebookの株式公開にもさらに注目が集まりそうだ。
LinkedInは、2002年に起業家のReid Hoffman氏のガレージで始まった。現在、ビジネスプロフェッショナル専用のSNSでは最大手として、200の国・地域で1億人以上の利用者がいる。英語を含む6カ国語で提供されているが、日本語への対応も積極的に進めていく方針だ。
関連情報
(青木 大我 taiga@scientist.com)
2011/5/20 11:37
-ページの先頭へ-