ロケタッチ、SNSアカウントや電話番号を交換できる「ハイタッチ」機能


「いまいる」リストに直近でタッチしたユーザーが表示され、そのユーザーに「ハイタッチ」できる

 株式会社ライブドアは27日、GPS機能を搭載する携帯電話やスマートフォンを利用して位置情報を共有できるサービス「ロケタッチ」において、ユーザー同士のコミュニケーションが図れる機能を追加・強化した。

 今回のバージョンでは、訪問した場所や店舗などのスポットにチェックイン(タッチ)する従来の“ライフログ”的な要素に加えて、「ハイタッチ」「でんわ帳」「いいね」といった“コミュニケーション”の要素を追加したことが特徴。

 「ハイタッチ」は、直近2時間で自分の付近にいるユーザーにタッチできる機能。ハイタッチはロケタッチ上で通知され、相手が受け入れると成立する。成立後は、そのユーザーと共通で訪れたスポットや、ユーザーとタッチした頻度や回数がわかるようになる。

 また、TwitterやFacebook、mixiなどSNSのアカウント情報や電話番号を、ロケタッチのプロフィール情報にあらかじめ登録しておけば、ハイタッチ時にこれらの情報を交換することが可能だ。

 ライブドアのメディア事業部でロケタッチグループのマネージャーを務める河野智彦氏は、ハイタッチの利用シーンについて「飲み会や交流会などで出会った人と連絡先を交換する際に使うと便利」と説明する。

 「でんわ帳」は、ハイタッチした「友だち」と、タッチした「スポット」のリストだ。友だちやスポットにあらかじめ電話番号が登録されていれば、ロケタッチ上から電話をかけられる。

 「いいね」では、タッチやハイタッチ、タッチした場所にコメントする「ノート」に投稿できる。

 なお、今回のバージョンアップは当初、iPhoneアプリおよびAndroidアプリ版のみに対応する。ブラウザーから利用するスマートフォン版やケータイ版、PC版は順次対応する予定。

 ロケタッチは今後、クーポン機能やゲーム機能を取り入れる予定。クーポン機能の詳細は明らかにされていないが、「値引きだけを強調するのではなく、ソーシャルな仕組みを考慮したクーポンを提供する」(河野氏)という。


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(増田 覚)

2011/6/28 11:22