次期Windows Phone「Mango」の製造工程版が出荷開始、秋には新端末発売へ


 米Microsoftは26日、Windows Phone 7の次期アップデートとなるコードネーム「Mango」の製造工程版(RTM版)を、メーカーに出荷開始したと発表した。

 RTM版は、端末メーカーと携帯キャリアに提供され、それぞれの企業が端末やキャリアの設定に合わせて最適化した後、一般に発売されることになる。

 Windows Phone Mangoの発売予定は今秋で、新端末が出荷されるほか、既存のWindows Phone 7端末に対してもアップデートが行われる予定だ。そのため、Windows Phone開発チームでは、今後はアップデートプロセスのための準備を行うとしている。

 Windows Phone Mangoでは、ハードウェアアクセラレーションをサポートしたInternet Explorer 9を搭載。高速なブラウジングを実現し、HTML5サイトにも対応する。また、消費電力やパフォーマンスを向上させたマルチタスキング、メールやインスタントメッセージ、SNSなどのメッセージを1つのスレッドに表示するメッセージの新しいユーザーインターフェイスなど、様々な新機能が追加されている。

 Windows Phone 7搭載機はこれまで日本国内では発売されなかったが、「Mango」は日本語に対応し、日本での発売も予定されているため、国内でも注目されている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/7/27 11:50