「ポメラ」の最新上位機種「DM100」11月25日発売、Bluetooth 2.1＋EDR搭載

　キングジムは、デジタルメモツールの「ポメラ」の最新モデル「DM100」を11月25日に発売する。価格は3万7800円。

ポメラ「DM100」

　今回発売されるポメラ「DM100」は、メモに特化したデジタルツール「ポメラ」にこれまでにはないコンセプトを加えた、最上位機種に位置付けられるモデル。既存モデルのような折りたたみ式キーボードではなくストレートタイプのキーボードが採用され、キーピッチも拡大され17mmとなっている。折りたたみ型の本体は、最薄部が11.9mmと薄型で、開くと自動的に電源が入り、すぐにメモがとれるようになっている。

　ディスプレイは5.7インチ、800×600ドットのモノクロTFT液晶で、新たにバックライトを搭載した。キーボードはJIS配列で、親指シフト入力にも対応。親指シフト入力用のキートップシールが付属する。

　新たに縦書き表示での入力が行えるほか、1行の文字数や行数を決めて入力できるフレーム設定機能が搭載されている。行間指定は5段階、表示文字サイズは8種類から選択できる。2つのファイルを同時に開く2画面編集モードや、表作成と入力にも対応し（表計算は非対応）、表はCSV形式で出力できる。

　カレンダーの日付ごとに管理できる「日付メモ」は、週表示、日表示が追加され、メモのプレビューが表示されるようになった。ファイル管理機能では、最大5階層のフォルダ管理、最近開いたファイルの表示が可能で、保存ファイルのプレビュー機能も用意されている。

　編集中のメモは、シリーズで最大となる4800文字までをQRコードに変換可能。QRコードを読める端末に文章データを転送できる。

　日本語入力システムにはジャストシステムのATOKが採用され、パソコン版ATOKのユーザー辞書を最大約2万語（語句7文字 よみ7文字）までインポートできる。

　電子辞書機能が新たに搭載され、モバイル端末用に編集された、大修館書店の明鏡国語辞典MX、ジーニアス英和辞典MX/和英辞典MXを搭載する。

　Bluetooth 2.1＋EDRが搭載され、HIDおよびFTPプロファイルをサポート。これにより、パソコンとデータのやりとりを行えるほか、iPhoneやiPadに接続して無線のキーボードとして利用することも可能。

　本体メモリは128MBで、1ファイルに保存できる最大文字数は全角4万文字。最大1572ファイルを保存できる。保存できるファイル形式はtxt、csv。mini USB（B）端子が用意されているほか、SDカードスロットが設けられており、最大32GBまでのSDHCカードを利用可能。

　単3形アルカリ乾電池2本で駆動し、使用時間は、2時間キー入力、2時間待機の環境で約30時間駆動できる。エネループを使用した場合は約25時間。

　大きさは約263×118.5×24.6mmで、電池を除いた重さは約399g。カラーはブラックのみ。別売りで専用ケース（3129円）も同時に発売される。