Googleの建物内マップがCES展示会場に対応、ブース割や出展者名まで表示


 米Googleは10日、米国ラスベガスのコンベンションセンターやカジノホテルなどの「インドア Google マップ」を追加したと発表した。

ラスベガスコンベンションセンターのインドア Google マップ(Google LatLong Blogより画像転載)

 インドア Google マップは、各種施設のフロアマップを表示する機能として、2011年11年に提供が開始されたもの。米国と日本の一部の空港や駅、ショッピングモールなどがあり、現時点ではGoogle MapsのAndroidアプリ版向けに公開されている。これまで屋外をカバーしていたGoogle Mapsの地図を、いわば建物内にも拡張するものだ。Google Mapsで地図を拡大していくと、シームレスに建物内のマップに切り替わるようになっており、階数の切り替えや現在地の表示も可能だ。

 インドア Google マップが対応したラスベガスコンベンションセンターでは現在、世界最大規模のIT・家電関連の展示会「2012 International CES」が開催されており、ブース区分やそのブースを出展している社名が記された展示会場マップを参照できる。このほか、MGM Resorts InternationalやCaesars Entertainmentなどと提携し、MGM GrandやCaesars Palace、Bellagioなどのフロアマップも公開した。

 なお、Googleでは、建物や施設のオーナーがフロアマップ画像をアップロードできるツール「Google Maps Floor Plans」も提供している。Googleは今回、同ツールによってアップロードされたいくつかのフロアマップの公開も開始したという。


関連情報


(永沢 茂)

2012/1/11 16:52