YouTube、ライブ中継のペイパービューを開始、広告表示も可能に


 米YouTubeは10日、ライブストリーミングサービス「YouTube Live」を有料化または広告表示によって収益化できるオプションを追加したと発表した。

 このオプションは日本、米国、英国、フランス、カナダの5カ国で開始。中継主催者は、ペイパービューや広告表示を設定し、ライブ中継を収益化できるようになる。また、視聴地域別に価格も設定できる。

 これに合わせてライブ中継用ソフト「Wirecast」がYouTubeパートナーに無料提供される。このソフトにより高品質の中継が行えるという。デスクトップで複数のビデオ/オーディオソースの切り換え、メディアファイルや画像のロールイン、ライブエフェクトやオーバーレイが可能だ。

 これ以外の機能として、ライブストリーミング開始前のプレビューや、リアルタイムのアクセス解析も提供する。アクセス解析ではライブ中継の再生回数、同時視聴者数、視聴地域などが確認できる。

 YouTube Liveは、現時点では認可されたパートナーに対してのみ提供されている。YouTubeでは、将来的には利用可能パートナーの枠を拡大するとしている。

 ライブストリーミングサービスとしては、米Ustreamがすでにライブストリーミングのペイパービューなどの収益化サービスを開始している。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/4/11 12:21