Twitterアカウント流出は外部サイトから、一般ユーザーに影響なし


 TwitterのIDとパスワードが約5万5000件流出したとされる問題で同社は10日、Twitterからは情報流出がなかったと発表した。このIDとパスワードはテキスト共有サイト「Pastebin.com」で公開されていたもので、Twitterは外部サイトから流出したとみている。これらのアカウントにはTwitter側からパスワードリセットをかけたが、その大半はスパムアカウントで、一般ユーザーのアカウントは含まれていなかったという。

 Twitterではユーザーに対して、今回のようなIDとパスワードの流出を防ぐために、ログインするサイトが信頼できるかどうかを確認してほしいと呼びかけている。さらに、パスワードは生年月日や英単語そのものではなく、自分だけがわかる安全性の高いパスワードを設定したり、同じパスワードを複数のサービスで使い回さないよう注意を促している。

 また、Twitter側としても、社内で管理しているユーザーのパスワードを暗号化するなど基本的な点も含めた対応を行っていると説明。今回のようにユーザーに不安を与えないよう、セキュリティには引き続き力を入れていくとしている。


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(増田 覚)

2012/5/10 12:05