米Twitter、地域や時間帯を指定できるターゲット広告オプションを提供開始


 米Twitterは19日、同社の広告商品プロモツイートにターゲット広告オプションを追加したことを発表した。特定の地域、時間、端末に向けてプロモツイート表示を限定できる。

 これまで、企業のプロモツイートはすべてのフォロアーに対して表示されていた。Twitterはこの問題について、「あなたのオファーの対象がニューヨークの人々であっても、そのツイートはノルウェーやネブラスカ、ナイジェリアのフォロワーにも表示されてしまう方法しか、これまではありませんでした」と説明する。

 今回開始した新ターゲットオプションでは、異なる時間帯、地域に向けて、カスタマイズしてツイートできる。またモバイルアプリ開発者は、特定のプラットフォームユーザーのみにツイートすることも可能になった。

 このオプションは、プロモツイートのツイートボックスから利用可能で、広告料金の発生もプロモツイートと変わらないとしている。

 Twitterによれば、この機能は数週間かけて英ブリティッシュエアウェイズやコカ・コーラ、ワシントン・ポスト、ウェンディーズといった広告主によってテストされ、今日から全世界のプロモツイート利用者が利用できるになるとしている。

 ターゲット機能が有効に機能すれば、利用者にとっては自分と関係のない不必要なツイートが表示されずに済む。広告主にとってもクリック率と広告効果、ブランド力を高めることが期待できる。最近では、FacebookやTwitterのモバイル戦略、収益戦略に注目が集まっており、効果的な広告手法とその成果の出し方で競争が激化している。


関連情報

(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/7/20 11:39