ジャスト、SNS連携アクセス解析サービス「コックピット」を無償提供


 株式会社ジャストシステムは、TwitterやFacebookと連携してホームページへの集客を支援するウェブサービス「コックピット」を11月29日に開始する。利用は無料。5日には利用の申込受付を開始した。

 ホームページの運営状況をひと目で把握でき、集客施策としてTwitterやFacebookへの投稿が行える。Twitterはマルチアカウントの管理、Facebookは通常アカウントとFacebookページのアカウントを管理できる。なお、Facebookへの対応はサービス開始以降となる。

 管理画面では1時間ごとのページビュー数、TwitterとFacebookでの告知によるアクセス数をグラフ表示。グラフで変化が発生した箇所をクリックすると、その時点の告知とユーザーの反応を確認できる。

コックピットのサービスイメージ

アクセス増施策を提案、優良顧客になりそうなSNSユーザーを紹介

 アクセス増に効果的な提案を行う機能も搭載。具体的には、ホームページのアクセス数やTwitterとFacebookでの反応など、前日の実績値をまとめた「日報メール」を毎朝送信する。

 さらに、自社ホームページに関心を持ってくれそうなTwitterユーザーの選定、フォロワーが活動している時間帯と効果的なツイートのタイミング、類似サイトが行って有効だった施策の事例なども紹介する。

 このほか、WordPressを使ってホームページ上に記事を公開したときに、あらかじめ設定した形式で更新のお知らせをTwitterに自動投稿する機能も提供する。

 ジャストシステムによれば、コックピットを無償で提供する背景には、同社が提供するホームページ作成ソフト「ホームページ・ビルダー」ユーザーの大半を占める中小企業や個人事業主からの声がある。

 ユーザーの中には、ホームページ運営状況の把握や集客方法がわからないという声が寄せられており、コックピットではそうした問題を解決するために、アクセス解析やウェブマーケティングの知識が無くても、運営状況を把握したり集客施策を行えるという。

 コックピットはホームページ・ビルダーのユーザー以外でも無償で利用できる。サービス開始後は、アクセス数が急増した際にはメールで通知する機能や、スマートフォン対応などを図るとともに、ホームページ・ビルダーと連携する機能も提供を検討していく。


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(増田 覚)

2012/10/5 12:14