ソーシャル機能を統合した「Firefox 17」ベータ版が公開、Android版も


 Mozilla Japanは12日、ウェブブラウザー「Firefox 17」の最新ベータ版リリースを発表した。デスクトップ版(Windows/Mac/Linux)はMozilla Japanのウェブサイトから、Android版はGoogle Playを通じてダウンロードできる。

「Firefox 17」のWindows版

 デスクトップ向けのFirefox 17ベータ版は「Social API」に新規対応した。各種ソーシャルメディアサービスをブラウザーに統合するための機能で、Firefoxのクローム上(コンテンツ枠外)に管理ツールや最新情報を表示することが可能になるという。これにより、Firefox上で動画の鑑賞やゲームをプレイしている最中でも、ソーシャルネットワークとの接続が維持される。

 開発元のMozillaではSocial APIのテストのため、米Facebookと協力。Facebook メッセンジャーを用いてのテストをまもなく実施するとしている。

 一方、Android向けベータ版では、H.264形式動画のサポートに加え、アクセシビリティ(ユーザー補助)機能を追加した。Androidプラットフォームに用意されている「Explore by Touch」および「Gesture Navigation」がFirefox上で使えるようになる。音声読み上げや振動によるフィードバックで、ウェブブラウジングなどを補助してくれる。

 Firefox 17の正式版は、デスクトップ版・Android版いずれも11月20日に公開される予定。


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(森田 秀一)

2012/10/12 17:19