ソフトイーサ、VPN中継サービス「VPN Azureクラウドサービス」ベータ版を公開

　ソフトイーサ株式会社は26日、社内LAN内などに設置したVPNサーバーへの接続を外部のサーバー経由で可能にする「VPN Azureクラウドサービス」のベータ版を公開した。

　VPN Azureクラウドサービスは、外部のサーバーがVPNセッションを中継することで、ファイアウォールの設定変更やNATのポート開放が行えない社内LANなどの環境にもVPNサーバーを設置できるようにするサービス。

　サービスは、26日に公開したソフトウェア「PacketiX VPN 4.0」ベータ版から無償で利用できる。将来的にも、PacketiX VPN 4.0のユーザーは自由に利用可能な無償サービスとして提供することを予定しており、PacketiX VPN 4.0のオープンソース版「SoftEther VPN」（2013年公開予定）からも利用できるようになる予定。

　サーバーソフトは一般ユーザー権限でインストールが可能で、サーバー側のPCからはVPN Azureクラウドに対して外向きにHTTPSで通信が行われる。VPNプロトコルはSSTPに対応し、クライアント側からはWindows 8/7/VistaおよびWindows RTに標準付属のVPN機能を使って接続できる。

VPN Azureサービスの概要