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証明書を無料で発行、HTTPSの導入を支援する「Let's Encrypt」2015年夏開始

EFFやMozillaなどが参加

 米Electronic Frontier Foundation(EFF)は18日、SSL/TLSによるHTTPの暗号化(HTTPS)を誰でも行えるようにするため、ドメイン名の所有者に対して無料でサーバー証明書を発行する取り組み「Let's Encrypt」を発表した。2015年夏に運用開始の予定。

 Let's Encryptでは、認証局としてドメイン所有者に無料のサーバー証明書を発行するとともに、簡単にサーバー証明書を導入できる仕組みを提供し、HTTPSの普及を促進する。EFFのほか、Mozilla、Cisco Systems、Akamai Technologies、IdenTrust、ミシガン大学の研究者が参加する公益法人「Internet Security Research Group(ISRG)」が運営する。

 EFFでは、サーバー証明書は歴史的に高額で、インストールが難しく、更新も面倒だったと説明。Let's Encryptは、ドメインの所有者であれば誰もがゼロコストで証明書を取得でき、証明書の発行やインストール、更新などのプロセスを自動化。自動発行や更新のプロトコルはオープン標準とし、ソフトウェアも可能な限りオープンソースを使用するとしている。

(三柳 英樹)