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Twitter、ツイートボタン刷新でシェア数のカウント表示を10月から廃止

 米Twitterは10月から、ウェブページなどをシェアする際に利用するツイート/フォローボタンをリニューアルする。

Twitter Developersのフォーラムでの投稿

 現在使用されているツイート/フォローボタンは2011年に登場したデザイン。それが今回、ダークブルーベースに白文字のハイコントラストなボタンに変更される。また、ボタン横の吹き出しに表示されていた、そのウェブページがどの程度シェアされたかを示すカウント表示を、リニューアルにともない廃止する。

 従来のツイートボタンでは、さまざまなドメインでホストされているJSONのエンドポイントを照会することで、過去5年間シェア数をカウントしていたと説明。しかし、サードパーティーの開発者たちが特定のURLのシェア数を取得するのに数年に渡って広く使用してきたこのエンドポイントは、実はTwitterのプライベート(非公式)なものだという。10月以降、シェアカウント機能をボタンから削除するのにともない、これらのエンドポイントもあわせて終了するとしている。

 これにより、例えば記事のシェア数を同エンドポイントを使用してカウントしていたメディアなどでは、シェア数が表示されなくなる。また、カウント数をもとにランキングを生成していた場合は、それが利用できなくなるなど、影響が広範囲に及ぶ可能性がある。

 なお、ボタンの切り替えタイミングについてTwitterの日本法人であるTwitter Japan株式会社に問い合わせたところ、10月1日から変わるかどうかは現在確認中だとしている。

【追記 2015/10/1 14:35】
 Twitter Japanによると、リニューアルのタイミングは10月1日ではないとしており、詳細は公式ブログで改めてアナウンスするという(本誌10月1日付記事『ツイートボタンのリニューアルは10月1日からではない……詳細は来週、公式ブログでアナウンス予定』参照)。

(山川 晶之)