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兵庫県警ブラクラ摘発事件に関する寄付金、約700万円を集めて無事終了

 一般社団法人日本ハッカー協会が呼び掛けていた、兵庫県警のブラクラ摘発事件に関する寄付金が、約700万円という額を集めて無事終了した。

 これはいわゆる兵庫県警によるブラクラ摘発事件において、家宅捜索を受けたうちの2人が費用の関係で弁護士を雇うことができない状態にあるとして、同協会が寄付を呼び掛けていたもの。呼び掛けが開始されたのは25日だが、ネットで広く情報が拡散したこともあり、翌26日の13時には約700万円という額を集めて無事終了するに至った。同協会によると今回の寄付呼び掛けは、2人の救済だけにとどまらず「法の趣旨からの逸脱が疑われる摘発が『実績』として残されるのを阻止し、『不正指令電磁的記録の罪』の意義・運用の明確化を求めることで、ソフトウェア技術者・セキュリティ技術者の業務の自由のみならず、IT技術利用者の権利を守ることを目的としています」としている。今後、同様の事件が繰り返し発生し、今回と同じスキームによる支援が常態化しないことを祈るばかりだ。

  • アラートループ家宅捜索(いわゆる「兵庫県警ブラクラ摘発」)事件に関する寄付の呼びかけ(一般社団法人日本ハッカー協会)
    https://www.hacker.or.jp/alertloop/