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健全化につながる? ユーザーの反応を非表示にする機能、SNSで続々と追加中

 ここのところSNS各社で、ユーザーの反応を非表示にする機能の実装が相次いでいる。

 Instagramは、「いいね」の数を非表示にするテストを開始した。これまでカナダで5月から実施されていたテストの対象国が7カ国に拡大するのに伴い、日本でも実施されるもの。「いいね」の数にばかり注目が集まって投稿した内容が埋もれてしまいがちな現状への対策とされており、投稿者以外は「いいね」の数を確認できなくなる。もう1つはTwitterに実装される、投稿者が任意のリプライを非表示にできる機能で、自分だけでなくほかのユーザーにも表示させない点が、既存のミュート機能と異なっている。いずれも機能自体は残しつつ、公開の範囲をコントロールする点が共通しており、投稿者と閲覧者のコミュニケーションが健全ではない現状を象徴していると言える。これら仕様変更の結果次第では、ほかのSNSでも近い機能が追加される可能性もありそうだ。