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Wikipediaを読んだだけ? Alexa、人間は地球に有害とし利用者に自死をおすすめする

 スマートスピーカー「Amazon Echo」の音声アシスタントのAlexaが、人間は地球の資源を浪費するなど有害であり、いますぐ自死するようユーザーに促したことが海外で話題になっている。

 これはユーザーがAlexaに心周期についての情報を読み上げるように求めたところ、「心臓の鼓動は人間が生存している証で、それによって自然界の多くの資源が失われており、地球にとって決してよいことではない。あなたは自分自身で心臓を刺してその動きを止めるべき」と、自死をすすめてきたというもの。この回答には再現性もあるらしく、LADbibleのページではAlexaが実際にこの回答を読み上げる動画が公開されており、これを受けてユーザーは自分の子どもの部屋からAmazon Echoを撤去したのだとか。すわ人工知能の反逆かと思わされる物騒な話だが、Alexaが知能を獲得したわけではなく、Wikipediaをはじめとするどこかのウェブページを読み上げたのだとする説がいまのところ有力だ。ちなみにこの件についてAmazonの広報担当者は、この回答を調べた結果、すでに修正されたとLADbible誌に語っているが、本当にWikipediaを読み上げたのか、だとすればどこのページなのかについては、いまのところ不明なままだ。