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紙飛行機が勝手に折り上がる？「インクジェットで印刷した紙が自動的に折られる謎技術」

  • tks24

2020年11月19日 06:00

　紙が自律的に折りたたまれる技術を、芝浦工業大学工学部電気工学科の研究チームが開発し、このたび発表が行われた。

　これはインクジェットプリンターで薬液を印刷することで、紙のセルロース繊維との反応をエネルギーにして、自律的に立体構造が形成されるというもの。濃度の違う薬液を組み合わせることで、折りたたみの位置やその順序も制御できるとのことで、これを使えば紙飛行機を手順通りに自動的に折って組み立てることも可能となる。リリースでは紙飛行機のほか、紙のはしごを自動的にかけるといった用途が挙げられているほか、さらに「柔らかくもろい製品の立体的な包装」「太陽電池パネルを常に太陽に向かせる」といった活用例も挙げられている。当面は電子部品や紙製ソフトロボットなどの製作が目的となるようだが、用いるのはあくまで一般的なインクジェットプリンターで、特殊な機材を必要としないとのことで、一般で利用可能になれば、工夫次第で面白い展開も可能になりそうだ。