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初期Googleに似たプライバシー重視の検索エンジン「DuckDuckGo」、検索クエリ数が大台突破

 検索エンジン「DuckDuckGo」の1日あたりの検索クエリ数が、大台となる1億件を突破したことが明らかになった。

 「DuckDuckGo」は、プライバシー保護および利用履歴を保存しないことが売りの米国製の検索エンジンで、かつては知る人ぞ知る存在だったが、ネット上でプライバシー絡みの事件が相次ぐようになったここ数年、利用者がじわじわと増加。特にこの1年は検索クエリ数もうなぎのぼりで、2020年1月の時点では約5000万件/日だったのが、先週ついに約1億件/日を達成した。5年前、2016年1月の時点ではわずか約1000万件/日だったことを考えると、この5年間で検索クエリ数は10倍に増えたことになる。これまではお世辞にも高いとは言えなかった日本での知名度も、ウェブブラウザー「Vivaldi」のプライベート検索エンジンとして採用されるなど、いくつかのきっかけを経て、現在は日本語コンテンツの検索結果も一定の品質を保っている。そのシンプルなページは初期のGoogleに似ているとの声も多く、検索結果にどのような違いが出るのか、日本語環境で現在のGoogleと使い比べてみても面白いだろう。