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ツイートの誤りを指摘された人はさらに誤った情報を発信しがち――MITの調査で明らかに

 SNS上で誤った情報を拡散しているユーザーにそのことを指摘すると、改善されるどころか、さらに誤った情報を発信するようになるとの調査結果が報告された。

 これはMITが行った実験によるもので、それによると、Twitterで政治にまつわる不正確な記事をツイートしたユーザー2000人をピックアップし、誤りである証拠へのリンクを返信したあと、その後24時間のリツイートを追跡したところ、こうした「毒性」が3%近く上昇していたというもの。調査チームはこれらについて「恥ずかしさなどの社会的要因」によるものと指摘しており、つまり、誤りを指摘されたバツの悪さから、自分の正当性をアピールするためにほかのソースから自分と同じ意見をピックアップしてリツイートする行為を促しているとみられる。こうした行動に走るからといって不正確なツイートを放置してよいわけではないだろうが、誤りを指摘しても改善につながらないというのは、かなり深刻な問題と言えそうだ。