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パキスタンで「グラボ税」!? メモリ容量によっては本体プラス数万円のケースも

 パキスタンでグラフィックボードに対して新たに税金が課されるとの報道があり、その仕組みの正当性を巡って物議を醸している。

 専門メディアVideoCardz.comによると、これはグラフィックボードを購入すると、メモリ容量にもとづいて税金が課されるというもの。同国政府が通知したとされる資料によると、グラフィックボードの輸入に関する評価ガイドラインなどがこれまで存在しなかったことから課税価格が適切に評価されていなかったとしており、今回の「グラボ税」はそれを是正するための措置のようだ。「グラボ税」にかかる具体的な金額は4GBで65USドル、8GBで196USドル、16GBで468USドルとかなりの額で、これは市場価値を考慮したものと説明しているが、メモリ容量だけでグラフィックボードの性能が決まるわけではないことから、反発する声も多い。VideoCardz.comは、メモリ容量が12GBの「RTX 3060」よりもメモリ8GBの「RTX 3070」のほうがパフォーマンスが高いことを引き合いに出して、この仕組みに警鐘を鳴らしている。