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ネットの半分を人質に? X、奥の手を使ってブラジルからのアクセスを回復させる

 X(旧Twitter)が奥の手を使ってブラジルからのアクセスを回復させたことが海外で話題だ。

 検閲に従わなかったことなどを理由に、Xがブラジル国内で利用できなくなったのが今月はじめのこと。これは同国の最高裁判事が国内の通信事業者に対し、Xへのアクセスを制限するように要求したためだが、今回この制限が3週間ぶりに無効化され、アクセスが復活したことが現在話題になっている。これは、Xがルーティングを変更し、Cloudflareのネットワーク経由に切り替えたのが原因とされている。もしCloudflareそのものをブロックすると、同国が利用するインターネットの半分を巻き込む結果になりかねないことから、今後の対応が注目されている。最終的には再びブロックされることも覚悟の行動のようだが、罰金を支払うために凍結済みのStarlinkなど関連事業の金融資産を解除するよう求める一方でこうした徹底抗戦の動きを見せるイーロン・マスク氏の変幻自在の行動に、ブラジル当局が翻弄されている様子が伝わってくる。