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SBI証券、使いづらいと苦情続出の株アプリを旧バージョンへと戻す異例の措置

 SBI証券が、リニューアルしたばかりの自社アプリについて、使いづらいというユーザーの苦情を受けて旧バージョンへと戻す異例の措置を取ったことが話題だ。

 これは同社が配信している「SBI証券 株アプリ」のAndroid版。今月7日にリニューアルしたこのアプリ、これまでの国内株に加えて米国株の検索・注文・管理が行えることを売りとしていたが、UIの見づらさや使いづらさについて、配信開始直後から不満の声が多数上がっていた。これを受けて同社では「サービス開始以降、多くのご意見・ご要望をお寄せいただいたことを踏まえて、操作画面および機能のさらなる改善のため」として、提供を一時中止。旧アプリの再配信を決定した。致命的な不具合があるならまだしも、使い勝手を中心とした不満から旧バージョンへと戻すのは異例中の異例だが、英断とも言えるこの対応に、同社を評価する声がユーザーの間では多数上がっている。なお、今回の対象となるのはすでに配信を開始していたAndroid版のみだが、同社では近日提供開始予定だったiOS版についても予定を延期し、今後のスケジュールについてはあらためて告知するとしている。