届いた郵便物をスキャンしてオンラインで通知してくれるサービス、米国で本格展開へ

　アメリカの郵便公社が発表した新サービスが話題になっている。これは届いた郵便物をスキャンし、その画像をオンラインで届けてくれるというサービスで、自分宛に届いた郵便物を自宅に戻らなくともチェックできるというもの。日曜日を除く毎日、午前11時前にまとめて通知が受け取れるこのサービス、もともとは2001年に数名の死者を出した炭疽菌事件をきっかけに進められていたもので、一部の州でテストしていたサービスを、このたび拡大展開することになったのだとか。それゆえ封筒を開封して中身を撮影するといったことはせず、あくまで封筒の外側、しかも表面だけをグレースケール画像で撮影して送るという仕組みで、内容まで見られるわけではなさそうだが、オフィスへの泊まり込みや出張、旅行が多い人にとっては重宝するのは確実。ちなみに費用は、同社のオンラインサービスに登録しているユーザーであれば無料となっている。

◇Informed Delivery - Email Notification
http://realmail.usps.com/box/pages/intro/start.action
◇The US Postal Service Will Soon Email You Scans of Your Mail（WIRED）
http://www.wired.com/2015/12/the-us-postal-service-will-now-email-you-scans-of-your-mail/