マイクロソフトは、チャットサービス「MSNチャット」を10月14日から18歳以上を対象にしたサービスに変更する。合わせて、同サービスの一部を有料化も実施する。
今回発表されたMSNチャットのサービス変更では、18歳未満のユーザーがサービスを利用できなくなる。また、チャットルームの作成やチャットルームでの発言、ほかのユーザーの招待は、有料サービス「MSN 8」および「MSN追加容量サービス」の登録ユーザーのみ可能となる。ただし、有料サービス登録ユーザー以外のユーザーもチャットルームに入室でき、発言を閲覧することは可能だ。
“出会い系サイト規制法”(正式名称:インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律)が9月13日から施行されたのに合わせて、MSNを提供するマイクロソフトをはじめ、ヤフーやエキサイトなどの事業者では、それぞれ対策を実施していた。
マイクロソフトでは、今回の変更について「ヨーロッパ主導で実施されることで、かならずしも法律の施行とは関係ない」と前置きした上で、「ヨーロッパや日本をのぞくアジア各国では、未成年への重大な事例が発生した経緯もあったため、チャットサービスそのものを閉鎖する。日本では多くのユーザーが通常の利用方法なので、18歳未満の利用を不可にし、一部有料化を決定した。なお、カナダでも日本同様の措置をとり、アメリカではチャットサービス全てを有料化する」と各国の情勢を明らかにした。
関連情報
■URL
MSN
http://www.msn.co.jp/
・ 出会い系サイト規制法が13日から施行(2003/09/12)
・ MSN、9月下旬から迷惑メール対策や未成年者対策を強化(2003/09/12)
( 鷹木 創 )
2003/09/24 19:55
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