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秋葉原の海賊版ソフト販売グループ4人を逮捕


 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は21日、秋葉原路上でグラフィックソフトやビジネスソフトの海賊版CD-Rを路上販売していた中国人男女4名を、著作権法違反(海賊版の頒布・頒布目的所持)の疑いで警視庁万世橋署が現行犯逮捕したことを発表した。

 逮捕されたグループは、秋葉原電気街の路上で買い物客にソフトのタイトルや価格を記載したチラシを配布。注文を受けると、ソフトを保管しているメンバーに携帯電話で連絡し、CD-Rに複製した海賊版ソフトを持参させ、5,000円から12,000円で販売していた。

 配布していたチラシには約60タイトルのビジネスソフトが記載されており、日本語のほか英語、中国、韓国語版などのソフトを取り扱っていた。また、「ライセンス認証キー完全解除!」などメーカーの採用する不正利用防止技術の解除をうたっていたという。

 捜査では、一般ユーザーから海賊版CD-Rの任意提出を受けた万世橋署が、チラシを配布していた女性とCD-R保管場所で待機していた男女3名から事情を聴取。提出されたCD-Rや保管してあったCD-Rに複製されていたソフトをアドビシステムズの担当者が鑑定したところ、グラフィックスソフト「Adobe illustrator 10」であることが判明したため、万世橋署は4人を現行犯逮捕するとともに、所持していたCD-R約500枚などを押収した。

 4人は、小遣い欲しさに海賊版の販売を始めたと供述。海賊版販売を指示した者など背後関係については黙秘しているという。万世橋署では、海賊版の製造や販売を指示したものがいると見て、グループ全体の解明のため捜査を進めるとしている。

 ACCSによれば、秋葉原では1997年ごろから路上販売が行なわれており、これまでも数度にわたり万世橋署により摘発されていた。


関連情報

URL
  秋葉原の路上海賊版販売グループ4人を逮捕
  http://www.accsjp.or.jp/news/031121.html
  コンピュータソフトウェア著作権協会
  http://www.accsjp.or.jp/

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( 鷹木 創 )
2003/11/21 22:11

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