ブッシュ米大統領が16日、迷惑メール対策法として知られる「CAN-SPAM法」に署名したとホワイトハウスが発表した。
CAN-SPAM法では、一般消費者が迷惑メールの受け取りを拒否することができる選択肢が与えられる。さらに、わいせつな迷惑メールと詐欺的商法に関わる迷惑メールからの保護と、送信者に対する刑事罰を謳っている。この法律が1月1日に施行されることにより、米国の一般消費者や企業などが迷惑メールと戦う有効な道具を得たことになり、ひとつの節目として大きな意味を持つと考えられる。
ホワイトハウスでは、「迷惑メール問題は法律の施行だけでなく、新しい技術開発がなければ解決することはできない」としながらも、CAN-SPAM法が迷惑メールと戦うためのひとつの道具になると期待している。CAN-SPAM法に対しては、米Yahoo!や米AOL、その他の迷惑メール対策企業などの多くが発表と同時に賛同の意思を表明している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2003/12/20031216-4.html
・ 反スパム法、米下院通過(2003/11/26)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/12/17 13:15
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