情報処理振興事業協会セキュリティセンター(IPA/ISEC)は19日、クリスマスなどの時節柄から「年末年始警報」を発令した。
IPAは最近届け出の多いウイルスとして「Swen」や「Mimail亜種」を挙げた。これらのウイルスは、企業からのメールを装っており言葉巧みに添付ファイルを開かせるような手法を用いている。また、時節柄お楽しみメールなどの添付ファイル付きメールがやり取りする機会が増えることから、添付ファイルを“ついうっかり”開いてしまう可能性があると指摘した。
このことからIPAでは、「安易にファイルを添付しない」「ファイルを添付する場合は、必ず本文で一言触れる」ことなどを、最低限のマナーとして実施するように呼びかけている。
また、KlezやSwenなどのInternet Explorerの脆弱性を悪用してプレビューしただけで感染するウイルスが存在することから、「IEを最新のバージョンに更新するなど、Windows Updateを実施する」ことや「最新のウイルス対策ソフトを導入する」、「ウイルス対策のための参考情報を入手しておく」などの予防策の実施を推奨した。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert151219.html
・ IPA、2003年11月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況(2003/12/05)
( 大津 心 )
2003/12/19 17:10
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