VPN構築ソフト「SoftEther」のダウンロード配布を再開

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VPN構築ソフト「SoftEther」のダウンロード配布を再開

　筑波大学の登大遊氏が開発した仮想ネットワーク構築・通信ソフト「SoftEther」のダウンロード配布が12月27日に再開された。現在、WebサイトよりVersion 0.40 Beta 2がダウンロードできる。

　SoftEtherは、情報処理振興事業協会（IPA）主催の2003年度未踏ソフトウェア創造事業未踏ユース部門に採択されたプロジェクトの途中成果として12月17日に無償配布が開始されていた。しかし公開後、セキュリティ上の問題を懸念するクレームがIPAに寄せられたことで、経済産業省とIPAから配布を停止するよう要請があり、24日に配布が一時停止されていた。

　配布再開にあたって登氏は、「SoftEtherは使い方を誤ると既存のネットワーク上にセキュリティホールを生じさせてしまう可能性のあるソフトウェアであり、その公開・配布に際しては社会的影響が大きいことに十分配慮した上で行なっていかなければならない」との見解を示している。SoftEtherのデメリットや誤使用による危険性についても説明したガイドラインをダウンロードページに掲載し、ユーザーがこれに合意を理解した上で使用してもらえるよう変更したという。

関連情報

■URL
　ニュースリリース
　 http://www.softether.com/jp/news/031227.aspx

・経産省の要請により、VPN構築ソフト「SoftEther」配布停止（2003/12/25）

（永沢茂）
2004/01/05 13:43

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