矢野経済研究所は14日、RFIDタグ市場に関する調査結果を発表。市場規模は2003年度見込みで34億3,200万円、2010年度には242億8,000万円市場に成長するとの予測を示した。矢野経済研究所では調査結果を「2003年版 RF-ID(無線ICタグ)市場マーケティングレポート」と題した冊子にまとめ、21万円(税込)で販売する。
調査は、RFID関連機器ベンダーおよびシステムインテグレータを対象に、2003年10月から12月にかけて直接面接取材によって実施された。調査結果によると、RFIDの市場規模は2003年度見込みにおいて1,450万枚、金額にして34億3,200万円。需要予測では、2005年度に2,850万枚で42億7,500万円、2010年度には12億1,400万枚で242億8,000万円が見込まれるという。
2003年度見込みの需要分野では、製造が41.4%でトップ、物流28.1%、流通7.0%がこれに続き、上位3分野で76.5%を占める。2005年度から2010年度にかけての需要予測では、物流での宅配便伝票や配送ラベル、物流管理、航空手荷物タグなどの著しい成長が予測され、2010年度には需要分野別の構成比が大きく変化するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.yano.co.jp/press/2004/040114.html
・ 野菜だけでなく、畑や肥料も無線ICタグで管理~ユビキタスIDの実証実験(2004/01/08)
・ 名古屋モーターショーでアクティブ型RFIDを使用したICタグ実証実験(2003/11/10)
・ RFIDタグの出荷枚数は2010年に47億6,400万枚に~マクネット調査(2003/11/04)
( 工藤ひろえ )
2004/01/15 16:14
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