日本ネットワークアソシエイツ(NAC)は6日、2004年1月におけるウイルスの届出状況を発表した。
届出状況は、NACのオンラインウイルス検出サービス「McAfee VirusScan ASaP」が検出したログを基に集計したもの。日本国内だけでなく、海外のデータも含まれる。主に家庭での被害を対象にしたマシン数ベースのランキングと、会社単位で発見された件数ランキングの2種類を公表している。
1月度のウイルス届出状況は、企業別では1位がRedlofで303件、2位がNachiで293件、3位がMydoomで284件だった。個人のマシン数では、1位がNachiで1,166件、2位がMydoomで1,083件、3位がRedlofで585件となった。何れも、順位は違うが同じウイルスが3位以内に入っていることから、これら3種類のウイルスが中心的に感染を広げていたことがわかる。
NACは、Mydoomは日本においても個人環境やウイルス対策をしていない法人ユーザーを中心にさらに拡大していると分析。同社のMcAfee VirusScan ASaPのデータによると、1月27日からの5日間でMydoomを検出した企業数は456社、マシン数は1,813社に上ったという。
関連情報
■URL
日本ネットワークアソシエイツ
http://www.nai.com/japan/
・ BlasterとNachiが依然として蔓延~NAC11月度ウイルスランキング(2003/12/04)
・ NAC、10月度のウイルス届出状況を発表~依然としてWelchiaが蔓延(2003/11/04)
( 大津 心 )
2004/02/06 14:51
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