米Netcraftは9日(現地時間、以下同)、ウイルス「Mydoom」の米Microsoftに対するDDoS攻撃が激しくなっていると発表した。12時ごろには、MicrosoftのWebサイトへ一時的にアクセスできないようになったという。
Netcraftによれば、9日午前9時から「www.microsoft.com」へのアクセスが増加。12時ごろにはアクセスにも失敗するようになっていた。これらのアクセスにWebブラウザのユーザーエージェントがなかったことから、「明らかにブラウザからのトラフィックではない」と推測。MydoomによるDDoS攻撃だとしている。
Netcraftでは、www.microsoft.comに対する異常なユーザーエージェントのリクエストを監視。これらリクエストは午後2時ごろには、あるユーザーエージェントを示すようになり、ロンドンからのリクエストについてはサーバーの反応時間は通常に近づいたという。ただし、アトランタやニューヨーク、テキサスからのリクエストに関しては、依然として不規則な反応時間になっているとしている。
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■URL
www.microsoft.com probably under siege from DDoS(英文)
http://news.netcraft.com/archives/2004/02/09/wwwmicrosoftcom_probably_under_siege_from_ddos.html
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( 鷹木 創 )
2004/02/10 18:19
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