米Groxisは17日、同社のビジュアル検索ソフト「Grokker2」を使ってGoogleの検索結果を表示できる「Google plug-in」のベータリリースを発表した。Grokker2の有料版ユーザーは無償で利用できる。Groxisは、サーチエンジンの検索結果をテキスト情報ではなく、視覚的な“地図グラフ”のかたちでグループ分けすることで検索効率を向上させるソフトを販売している企業。
Grokkerは発表されて以来、次世代の検索手法としてCNNなどの大手メディアでも注目されていたが、日常的にサーチエンジンを多用するユーザーからはGoogleに対応していないことが大きな問題点とされていた。それだけに今回、Googleを検索できるようになることには大きな意義がある。
Groxisの共同創業者でCEOであるR.J.Pittman氏によると、Google plug-inは、Googleが提供している「GoogleAPI」を利用して機能を実現している。これに加えてGroxisは新たに「GrokkerSDK」を開発者向けに発表し、どのようなデータソースであってもGrokkerに取り込んで視覚的な地図グラフとして表示できるようにした。
Pittman氏はGrokker2の今後について、「数カ月以内に、各地にあるニュースフィード、Blog、ソーシャルネットワーク、Eコマース、特定目的の調査、コンテンツソースにアクセスできるようになる予定だ」とコメントしている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.groxis.com/service/grok/g_co_pr16.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/02/18 12:23
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