日本ネットワークアソシエイツ(NAC)は4日、オンラインウイルス検出サービス「McAfee VirusScan ASaP」の検知件数をもとにした、2004年2月のウイルス届出状況を発表した。
企業における検知数では、「W32/Mydoom.a@MM」が357件でトップとなり、以下「VBS/Redlof@M」が257件、「Exploit-ByteVerify」が225件で続いている。Mydoomについては、5位に入った「W32/Mydoom.a.eml!zip」、8位に入った「W32/Mydoom.eml!exe」もあわせると、検知した企業は766社に上った。
PC台数ベースの検知数では、「W32/Mydoom.a@MM」が905台でトップとなり、以下「W32/Nachi!tftpd」が644台、「W32/Klez.h@MM」が630台と続く。こちらも、Mydoomを合計すると1,805台に達したほか、Nachiについても検知したPCが合計で999台に上った。
NACによれば、2月は世界的にMydoomやBagle、Netskyの亜種が頻発したが、世界での発生と日本での感染拡大にはタイムラグがあるという。3月は、これらが拡がりを見せる懸念があるため、引き続き警戒が必要だと注意を呼びかけている。
関連情報
■URL
日本ネットワークアソシエイツ
http://www.nai.com/japan/
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・ NAC、1月度のウイルス届出状況を発表~Mydoomは5日間で456社に感染(2004/02/06)
( 永沢 茂 )
2004/03/05 18:14
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