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米国の迷惑メールが1月以来4%増加、CAN-SPAM法の効果は今後に期待


 セキュリティ企業の米MX Logicは9日、米国における迷惑メール数が1月以降も増加しており、米国で迷惑メールを撲滅するために施行されたCAN-SPAM法の効果が限られているとの分析結果を発表した。

 発表によると、MX Logicが観測している迷惑メールトラフィックの量が1月以来4%増加しており、1年前と比べると67%増加していた。CAN-SPAM法は1月1日に発効したが、現在観測されている迷惑メールのうち、同法の要求を遵守しているものは3%に過ぎなかったことが3月の調査時点で判明している。迷惑メール自体も著しい増加傾向にあり、2003年3月時点で迷惑メールが全メールに占める割合は45%だったのに対し、2004年の3月には75%にまで増加していた。

 この結果についてMX LogicのScott Chasin CTOは、「我々はCAN-SPAM法の遵守率が低いレベルにあることや、迷惑メールの量が増加していることに驚いてはいない。まだゲームは始まったばかりだ。FTCやFCC、他の規制当局がこの法の罰則を明確に定義すれば、遵守率は増加するだろう」と述べ、今後の規制当局の努力に期待をかけている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.mxlogic.com/news_events/04_09_04.html

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/04/12 11:26

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