OpenOSX、Macの脆弱性を悪用するウイルスの駆除ツールを無償公開

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OpenOSX、Macの脆弱性を悪用するウイルスの駆除ツールを無償公開

　OpenOSX社は、Mac OS Xの脆弱性を悪用し、感染を拡げるトロイの木馬型ウイルス「MP3Concept」を駆除できるツール「TojanDefuser」を無償公開した。現在、同社のWebサイト上からダウンロードできる。

　MP3Conceptは、Mac OS Xの脆弱性を悪用して感染を拡げるトロイの木馬型ウイルスで、MP3ファイルのID3タグ内に存在する。MP3ファイルのアイコンを装うため、MP3ファイルだと思ってクリックすると、ウイルスプログラムが実行される可能性があるという。

　発見したIntego社では、「MP3Conceptのコードは悪質なものではない」と分析しているが、今後悪質なものが現われる可能性は否定できない状況だ。

　TojanDefuserでは、MP3Conceptと疑わしいファイルをドラッグアンドドロップするだけで、危険な部分を削除したファイルを作成するする。その際のファイル名に「SAFE_」が付与されて、元のファイルとの差別化が図れる。なお、TrojanDefuserはGNU General Public License（GPL）で配布されており、無料で入手可能だ。

関連情報

■URL
　ニュースリリース（英文）
　 http://openosx.com/support/

■関連記事
・ Mac OS Xの脆弱性を悪用し、MP3ファイルを装うウイルスが初めて登場（2004/04/09）

（大津心）
2004/04/13 16:15

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