フィンランドのセキュリティベンダーであるF-Secure社は9日、独ロラッハにて、ウイルス「Agobot」の作者が警察に逮捕されたと発表した。
逮捕されたのは、21歳の失業者。F-Secureによると、7日に同じく独で逮捕されたウイルス「Sasser」作者と同時刻となる7日14時に逮捕されており、同社では「両社の逮捕はリンクしているのではないか」と推測している。
F-Secureでは、今回の逮捕について「Agobotのソースコードはすでにで出回っており、Agobotの作者が逮捕されたとしても、亜種の出現にあまり影響はないだろう」と分析しているものの、「SasserとAgobotの作者が同時に逮捕されたことにより、ウイルス作者への圧力は少なからず増しているだろう」とコメントした。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.f-secure.com/weblog/archives/archive-052004.html#00000174
関連記事:トレンドマイクロ、Kazaaを通じて感染するウイルス「AGOBOT.E」を警告
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0408/agobot.htm
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( 大津 心 )
2004/05/10 19:36
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