ApacheHTTPサーバーなどを開発する財団「Apache Software Foundation」は11日、ApacheのHTTPサーバープラットフォームが8年連続でWebサーバーシェアの首位を獲得したと発表した。
これは、Webサーバーのシェアを発表している英NetcraftやSecuritySpaceの調査結果をもとに同財団が発表したもの。それによると、SecuritySpaceが約1,400万サイトを対象に行なった2004年4月の調査では、ApacheHTTPサーバーが70.48%のシェアを占めていることがわかった。一方、Netcraftの調査によれば、過去12カ月でApacheを採用しているサイト数は2,500万から3,300万へと30%以上の成長を記録したという。
この成功について同財団のJim Jagielski上級副社長は、「我々がApacheプロジェクトを始めたのは、安全で、効率的で、拡張性が高いオープンソースのWebサーバープラットフォームを開発者コミュニティに提供するためだった」とプロジェクトのそもそもの趣旨を説明。それに加えて「我々の最近の功績は、オープンソースソフトウェア開発のプロセスそのものが有益であることを証明したことにある。我々はコミュニティとコラボレートすることで、自由にアクセスでき、強固で機能が豊富なWebサーバーテクノロジーを首尾一貫して提供することができている」とコメントし、開発プロセスそのものにも注意を向けた。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://nagoya.apache.org/eyebrowse/ReadMsg?listName=announce@apache.org&msgNo=119
■関連記事
・ 英NetcraftのWebサーバー調査が8年目に(2003/08/04)
・ Microsoft IIS、トラフィックの多いサイトでもApacheより人気(2004/02/05)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/05/12 12:31
- ページの先頭へ-
|