イー・アクセスは、5月16日付でAOLジャパンのISP事業に関する営業譲渡契約を締結したと発表した。
今回の営業譲渡は、事業の中核であるADSLホールセールの付加事業としてネットワークのアウトソーシング事業拡大を図るイー・アクセスと、AOLブランドの日本継続展開を求める米AOLとの意向が合致した結果実現したもの。2004年4月末現在で40万ユーザーが加入するAOLジャパンについて、ISP事業に関わる営業資産や権利、契約関係および従業員を基本的にすべて譲り受ける。
譲渡は6月29日の株主総会で承認を得たのち、6月30日付で営業譲渡を行なう予定。譲渡価格は約21億円で、全額現金で決済を行なう。イー・アクセスはISP事業の営業譲渡を受けてAOL事業本部を新設。AOLジャパンのナローバンドユーザーをブロードバンドへ移行させることでブロードバンドユーザーの拡大を図るほか、ADSL事業以外のISPネットワークアウトソーシング事業に事業領域を拡大する方針だという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(イー・アクセス、PDF)
http://www.eaccess.net/company/press/2004/040517-5.pdf
ニュースリリース(AOLジャパン)
http://www.jp.aol.com/info/release/20040517.html
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( 甲斐祐樹 )
2004/05/17 13:56
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