ライブドアは19日、ノルウェーのOpera Softwareとの間で、Webブラウザ「Opera」の日本での独占販売契約を結んだことを明らかにした。ユーザーサポートなどが付加する有償版の販売を行ない、無償版のダウンロード提供は継続する。発売は7月上旬以降で、価格は未定。
ライブドアによれば、具体的にどのようなパッケージを販売するかについては検討中とのことだが、Operaが現在対応しているWindows/Mac OS/Linuxといった各OS版の提供を予定しているという。また、ライブドアが発売している「Lindows OS」や「Turbolinux」にも、標準Webブラウザとして搭載するという。詳細については、決定次第ライブドアから発表される見通し。
また、今回結ばれたのはOperaのデスクトップ版についての販売契約ということで、DDIポケットのAirH"PHONE「AH-K3001V」に搭載されたような組み込み版のOperaについては対象外としている。
【追記 20:15】
一方で、これまでOperaのダウンロードやアップデート情報を提供してきた日本語サイト(www.jp.opera.com)は、19日午後からサイトの公開を停止している。
同サイトを運営してきたトランスウェアでは、今回の独占販売契約の報道を受けて、現在関係各社に確認を急いでいる状況であり、Operaの日本語サイトの公開を続けることに関して法的な問題などの確認ができるまでの間、公開を一時停止するとしている。また、現在www.jp.opera.comのページは表示されないが、jp.opera.comにアクセスするとライブドアのページに転送される状態となっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://corp.livedoor.com/pressroom/pressrelease/content?id=310
livedoor Opera
http://opera.livedoor.com/
トランスウェア
http://www.transware.co.jp/
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( 三柳英樹 )
2004/05/19 12:52
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