NTTドコモは、インターネット接続するだけで感染の危険性があるウイルス「Sasser」について、事前の対策や予防を心がけるよう告知した。
「Sasser」は、5月初旬に発見されたウイルス。Windowsの脆弱性を利用しており、適切な対処を施していなければインターネットに接続しているだけで、感染する可能性がある。今回ドコモでは、携帯電話やPHSでデータ通信を利用する際に、「Sasser」に感染しないようユーザーに告知。もし感染した場合、設定によっては長時間インターネットに接続された状況になり、結果として高額の通信料を支払うことにもなりかねないとしている。
対策として、ウイルス対策ソフトの定義ファイルをアップデートしたり、マイクロソフトが配布しているセキュリティ修正プログラムを導入するよう勧めているほか、データの送受信後に手動で回線を切断したり、PCから携帯電話やPHSをきちんと取り外すよう呼びかけている。
関連情報
■URL
ワーム型ウイルス「Sasser」の影響について(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/info/customer/caution_s/sasser.html
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・ “接続しているだけで感染する”Blasterタイプのウイルス「Sasser」発生(2004/05/03)
( 関口 聖 )
2004/05/19 18:50
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