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自転車メーカーのツノダが情報流出~メルマガ改竄、ウイルス感染の危険も


 愛知県小牧市の自転車メーカーであるツノダは25日、同社のメールマガジン登録ユーザー最大約16,000人分の顧客情報を流出したことを明らかにした。また、流出経路となったメールマガジンでは、記載されたURLが改竄されており、「改竄されたURLにアクセスするとウイルスに感染する恐れもある」という。

 ツノダによると、顧客情報の流出が発覚したのは24日の夕方。メールマガジン登録ユーザーから、24日に配信されたメールマガジンのヘッダー部分と本文に、数百名のメールアドレスが記載されているとの連絡を受けたという。調査の結果、改竄されたメールマガジンは、ツノダが22日に送信したもの。改竄メールは数種類配信されており、最大で約16,000人へ配信された可能性がある。また、このメールマガジンに記載されたURLのいくつかは改竄されており、アクセスするとウイルスに感染する可能性があるとしている。

 その後、25日にメールマガジンの配信を休止。同日21時30分ごろ、改竄メールが配信されてしまった約16,000人のユーザーに対してお詫びメールを送信した。お詫びメールでは、メールマガジンに記載されているURLにアクセスしないように注意喚起も行なっている。改竄メールを受信したユーザーに対しては500円程度の金品を送付する予定だという。

 なお、メールマガジンの配信は外部事業者に外注しており、現在のところ両社で原因を調査している。ウイルス被害や不正アクセスが想定される情報流出の原因については、「ツノダの社内PCにはウイルス感染被害などはない」と断った上で、「メール配信事業者と問題の切り分けを明確にして、調査を進めたい」としている。


関連情報

URL
  ツノダ
  http://www.tu-bicycle.co.jp/

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